保健師記録ガイドライン(茨城県看護協会 保健師職能委員会)

保健師記録ガイドラインについて

 保健師記録のガイドライン

 私たち保健師は、家庭訪問や健康教育、健康相談などの手法を用いて保健活動を行う中で、日々、その活動内容を記録しています。心理面でのサポートを必要とするなど支援が難しいケースが増加する中で、情報開示請求にスムーズに応じ、支援が適切であったことを伝えるためにも、保健師記録はその重要性を増しています。

 対象者の状況を把握し、それをどう捉え(アセスメント)、どのような支援を行ったかといった記録は、基本情報として、個人のみならず地域に求められるサービスへの気づきを導き出すヒントともなり得ます。課題解決策を見出し、サービスの質の向上に役立てることもできます。保健師記録は、保健活動を推進していくためにも重要な役割を担っていると考えます。

 そこでこのたび、茨城県看護協会保健師職能委員会では、保健師記録の一層の充実を目指したガイドラインを作成いたしました。このガイドラインが保健師活動の一助になれば幸いです。

 最後になりますが、本ガイドラインの作成においてご指導いただきました前弘前学院大学 柳澤尚代教授、前茨城県保健医療部健康推進課 川上智美様、神奈川県相模原市 米倉睦弥様に心より感謝申し上げます。

 茨城県看護協会 保健師職能委員長 小野村 順子